マナープロトコール講師_矢野誉美
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幼稚園の入園・小中高入学・大学進学祝いの贈答マナー
マナー講師が教える、幼稚園の入園や小学校・中学校・高校の入学祝い、大学進学祝いにプレゼントをあげるときのエチケットを解説。
こんにちは、マナープロトコール講師の矢野誉美です。
贈り物を貰うのも嬉しいですが、贈り物を選ぶのも楽しいですよね。
相手の顔を思い浮かべながら、大切な時間を割いて選んだ贈り物は、
とても価値のあるものだと思います。
今回は、
新しいステップへ踏み出す方々へのお祝いのマナーについて、ご紹介します。
【贈答の大原則:目的を明確に】
贈答(プレゼント)の大原則は、その目的をはっきりさせることです。
物のやり取りはお互いの関係をより深めることではありますが、目的が曖昧だったり、過剰な贈り物は、むしろ相手に負担を感じさせてしまうこともあります。
贈る時期を配慮し、贈る相手相応の品物を選ぶことを心がけましょう。
【身内だけでお祝いするのが一般的】
幼稚園や保育園、小・中・高校への入学は、子どもが新しい社会での生活を始めるのに、とても大切な節目です。
子ども自身もそうですが、親御さんも大変感慨深いことでしょう。
お子様の健やかな成長を祝い、贈り物をする習慣ですが、
祖父母や親戚などごく親しい間柄に限られています。
【お祝いの品について】
学用品や本、時計などが一般的ですが、贈り物が重複しないように、本人の希望を前もって聞いてから贈るのでも問題ありません。
最近では使い勝手のよいギフト券や現金でも喜ばれます。
入学時に必要なランドセルや文房具などは、学校で指定されているものがあるか、確認をしておくとよいでしょう。
<入園・入学祝いの相場>
お付き合いの深さや社会的立場等によって違ってきますが、兄弟・姉妹を含め親戚関係なら5千〜2万円(友人・知人は3千~1万円位)が相場のようです。
幼稚園・保育園
親類3,000円~10,000円 知人・友人2,000円~10,000円
小学校
親類5,000円~20,000円 知人・友人3,000円~10,000円
中学校
親類5,000円~20,000円 知人・友人3,000円~10,000円
高校
親類10,000円~20,000円 知人・友人5,000円~10,000円
大学・短大
親類10,000円~20,000円 知人・友人10,000円~20,000円
☆祝儀袋、熨斗紙の表書き例
卒業と入学が重なる場合は「進学祝い」とするのが一般的です。
努力して希望していた学校に合格をした場合であれば、「祝合格」や「合格御祝」などとした方が合格をお祝いする気持ちが伝わり、喜ばれるでしょう。
☆お返しをする場合
基本的には身内のお祝いであるため、特にお返しをする必要はありませが、できれば本人から直接お礼をするようにしましょう。
遠くの親戚・知人であれば電話でも構いませんし、後日お礼の手紙を書いてもいいでしょう。
状況によって、品物でのお返しをした方がよいと思われる場合は「内祝い」と表書きし、子どもの名前で、頂いたお祝いのおよそ3分の1から半額くらいの目安の品物をお返しするといいでしょう。
【まとめ】
贈り物とは、送り主が心を込めて、受け取る相手の事を考えながら選ぶものです。
贈る側も贈られる側もホッとするような品物であると、一層よい関係が作られるでしょう。
特に新入や進学は、家族にとってライフスタイルが変化する大きなイベントです。
そんな新しい未来に踏み出すお子さん達のために、素敵な贈り物を選んでみてくださいね。
参考資料:日本マナー・プロトコール協会/改訂版「さすが!」といわせる大人のマナー講座(PHP研究所)
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この記事を書いたのは・・・
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接遇マナーコンサルタント
矢野誉美(やの もとみ)
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